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宮崎県出身の大好きな友人からよく話を聞いていて、行ってみたいと思い、東京から自転車で南下し、宮崎を目指していた。
ここで人生初の九州上陸。移住のつもりはなく何ヶ月かの滞在のつもりだったが、九州のスケールの大きな自然と、宮崎市内で知り合った友人の紹介で行った霧島のエネルギーに魅了されて、ここに住んでみたいと思ったことが最初のきっかけ。
当初は「1、2年くらい住んでみたい」という軽い気持ちだったので、お世話になっている皆さんに空家はないかと尋ね、最初に見つかった家に、あっさり決めました。
しかしここから、まず裏山からの湧き水をパイプで引いていたものを、有り難い協力を得て再生。このほか、草刈りや、前の住人の荷物整理、床の張替えなど、たくさんの協力を得て、「住み家」確保に至った。
それから10年。結婚し、今も同じ家に住み続けている。
苦労という苦労は思い当たらないけれど…
都城はとても豊か。自然豊かな田舎エリアと市街地エリアのバランスが良く、暮らしやすいと思います。空港が比較的近いのも移住者には有難く、首都圏近郊にはない便利さです。
野菜など農産物が安いのも子育て世代には嬉しいですし、季節の恵みも多くあり、自然と四季が身体を巡ります。自分で手直しをする覚悟があれば、程度にもよるけれど格安で物件を借りられることもあります。
でも、とにかくピンと来た場所を探してみることをオススメします。そこでは、かけがいのない豊かな学びが待っているように思います。