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今回の動画では、中町遺跡最大の調査成果となった江戸時代の初めのころの井戸について紹介しています。
江戸時代の初め頃に掘られた井戸と考えられます。大きくて深い井戸(写真:上段左)の中から、江戸時代の初め頃の唐津焼(からつやき/写真:上段右)や薩摩焼(さつまやき)などの陶磁器(とうじき)、下駄(げた/写真:下段右)や箸(はし/写真:下段左)などの木製品(もくせいひん)がたくさん出てきました。
これらは都城が廃城となり、領主館を中心とする新しい町がつくられ始めたころのものです。当時の人々の暮らしをくわしく物語る資料であるとともに、どのように町づくりが進められていったのかを調べる上で重要な資料となると考えられます。